2013年10月27日日曜日

大人の生徒さん・アンサンブル

アンサンブルを続けていていらっしゃる大人の生徒さん。
先日はフルート二本とのトリオでクーラウを演奏なさいました。
アンサンブルを想定してのレッスンはソロとはまた異なり、
音量やテンポ感の維持など気を配るところが多く大変ですが
ソロとは違った緊張感の中でのレッスンで勉強になります。

先日本番を終えられた後のレッスンではソロでの演奏も
飛躍的に上達なさっていました。

ピアノのソロだけでも莫大な数の名曲がありますが
アンサンブルの楽しみはまた別格です。
他の奏者と気持ちが一緒になって素敵な響きが得られた時の
喜びはヤミツキになると思います。
アンサンブルのチャンスがある方は是非逃さずに挑戦してください!

2013年10月10日木曜日

アンリ・バルダ@東京都交響楽団定期演奏会

東京都交響楽団の第757回定期公演(9月30日)に
私の師であるアンリ・バルダが登場。
会場は東京文化会館。

プログラム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
シューベルト:交響曲第8番『ザ・グレート』

この日のバルダのピアノはフレンチピアニズムらしい
旋律の優雅さと柔軟なタッチで音階や半音階の
パッセージが魅力的。
第3楽章はユーモアに溢れ新鮮な表現に溢れていました。
いかにも、というずっしりしたベートーヴェンではなく
とても洗練されたベートーヴェン。

ベートヴェンのピアノ協奏曲第3番はソロが出てくるまでが
長いのですよね。
第4番はピアノパートから始まるし、第5番『皇帝』は
♪じゃーーんじゃんじゃん♪ の後すぐにピアノが始まるのだけれど。

ソロパートが始まるまで前奏を聞きながら待っている間は
ソリストにとっては大抵落ち着かない時間だと思います。
聴いている(見ている?)私もそわそわ、ドキドキ。

今回は以前のリサイタルの時のようにバルダの演奏を聴いている
最中に涙が流れてしょうがない!ということはなかったのですが、
オーケストラの前奏部分で孤独に出番を待っているバルダを
見ていて不覚にも涙が出てきてしまいました。
ピアノパートが始まってからは落ち着きましたけれど。

そしてバルダ先生、とてもエレガントでした。

個人のお宅でのコンサート

久々のコンサートでした。 ご自宅にブリュートナーを置かれて時々コンサートを 開かれている方にお声をかけていただき出演しました。 60年ほど前に製造されたブリュートナーはよく響く懐かしい音がします。 特にドビュッシーやフォーレにピッタリの音色。 黒塗りされていない木目のピアノからは...