公開レッスンとレクチャーコンサートのいづれも2台のベヒシュタインに
加えて1830年制のローゼンベルガーというウィーン製のフォルテピアノも使用。
レクチャーコンサートではシューベルト、シューマン、ショパン、
リストの愛の夢をローゼンベルガーで演奏。
まろやかで内向的な表現がマッチして美しかったです。
リストの「グノーの歌劇ファウストのワルツ」、ボロディンの「ダッタン人の踊り」、
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、デュカの「魔法使いの弟子」は
ベヒシュタインで。
これらの曲はラヴェル以外はオーケストラが原曲。
オーケストラの豪華絢爛な響きを現代のベヒシュタインで堪能。
アンリ先生の編曲も超絶技巧にも目が(耳が!)釘付け。
こうしてフォルテピアノとピアノを聴き比べる機会はそんなに無いので
とても興味深いイベントだったと思います。
公開レッスンも中学生からベテランの方まで沢山の方が受講なさいました。
レッスン枠は毎回あっという間に埋まってしまうそうです。
聴講の方も多く熱心な雰囲気でアンリ先生の人気が伺えますね。
次回の公開レッスンは来年4月の予定だそうです。
左からベヒシュタインのコンサートグランド・少し小さめのベヒシュタイン・1830年製のローゼンベルガー |
シューマンのトロイメライを演奏中 |
終了後にアンリ先生と記念撮影 |