2014年3月18日火曜日

ヴェロニク・ボンヌカーズ先生のレッスン通訳

日仏文化協会で行われた
ヴェロニク・ボンヌカーズ Véronique BONNECAZE先生の
マスタークラスで通訳を担当してきました。
ボンヌカーズ先生はパリのエコール・ノルマルの先生。

お会いしてまず驚いたのがオシャレなこと。
一日目はブルーのワンピースにミッソーニ柄のようなコート、
二日目は黒のワンピースに赤のコート、
そして両日ともピンヒールの靴。
最近のフランスの女性ピアニストは女らしいファッションの
人が少ないので新鮮でした。


そしてレッスン。
演奏効果を上げるための実践的なテクニックやコツについて
沢山の指示がありました。
速い曲の中で、どこで息を使えば楽に弾けるか、腕をどのように使えば
和音の連続で疲れずに弾けるか、などなど。

手の使い方に関しては、とにかく手首を低くすること、
肩や肘から回すように使って疲労することなく音を出すこと。
女性でもパワフルな演奏が出来るためのテクニックで、実際先生の
演奏もエネルギーあふれるものでした。

女性らしい勢いのあるレッスンで『もっと・・こんな感じ!』
と弾きながら仰る場面が沢山あって、そうなると通訳するというより
受講生に感じ取ってもらいながら私の解釈の日本語で説明。
咄嗟に反応して通訳するのが難しいこともありました。
音楽を説明するには言葉では全てカバーできなくて、
でもその部分が肝心だったりするのですよね。

エコール・ノルマルでは学内コンサート企画のディレクターでもあり、
生徒の面倒見もとても良く慕われている先生と聞きました。





個人のお宅でのコンサート

久々のコンサートでした。 ご自宅にブリュートナーを置かれて時々コンサートを 開かれている方にお声をかけていただき出演しました。 60年ほど前に製造されたブリュートナーはよく響く懐かしい音がします。 特にドビュッシーやフォーレにピッタリの音色。 黒塗りされていない木目のピアノからは...