2012年1月30日月曜日

フランスでの住まい

パリでは良く引越しをしました。
ネットで検索してみたら建物の写真がいくつか出てきて
懐かしかったので記録しておきます。

①マレの3地区 rue charlot めちゃくちゃお洒落なエリア。
こちらは始めの1ヶ月ほどだけ滞在した短期アパート。
この辺りは男性の同性愛者の数が半端じゃありません。
サンポール駅からの道すがら、ラブラブの同性愛者たちが
カフェで盛り上がっていました。

②15区 高層アパート。
近代建築なので壁が厚くピアノを弾いても近所に
あまり迷惑にならないとのことで借りましたが
全然パリらしくない部屋でした。
セーヌ川に面した建物でしたが部屋は反対側でアンヴァリッドが見えました。

③2区 サントーギュスタン通り オペラ座近く。
なんとブックオフの正面。
でもピアノ不可の物件の為スタジオ通い。

④10区 ボンヌ・ヌーヴェル大通り沿い。
トルコ人街やインド人街がすぐ近くで異国情緒がありました。

⑤16区 ロンシャン通り。トロカデロのすぐ近く。
高級住宅街のなかのもっともチープなアパートでしたが
建物の下がカフェとスーパーで便利でした。

⑥9区 モンセー通り。
かつてショパンやリストも活躍したサロン文化が栄えたところ。
オペラ座と歓楽街ピガールどちらも10分ちょっとの距離にあります。

最後に住んだ9区 rue moncey

15区の高層アパート

3区のRue charlotにあるHotel de Retz














まぁ6年の間によくこれだけいろんなところに住んだものだと思います。

2012年1月7日土曜日

藤井一興 ドビュッシーの練習曲全曲を聴いて

昨年にひきつづき、ピアニスト藤井一興のニューイヤーコンサートへ。
昨年はじめて聴いた時のプログラムはドビュッシーのベルガマスク組曲、
ブーレーズのピアノソナタなどで、特にドビュッシーの妖しい魅力と美しさ
にすごい独創的なピアニストだと思いました。
藤井さんがピアノを弾いているとオーラがすごいです。
舞台での振舞いやお話の仕方はそっけないのですが、
それもまた魅力だと思います。

先日1月5日のコンサートのプログラムは
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻第11番 ヘ長調 F Dur BWV880
ドビュッシー:子供の領分、レントより遅く、12の練習曲、湯浅譲二:内触覚的宇宙 II

ホールに到着したのが8時頃だったため、残念ながら
2部の後半に演奏されたドビュッシーの12の練習曲しか聴けず。
子供の領分、聴きたかった!
しかし、ドビュッシーの練習曲全曲、ライブで聴ける機会は
なかなかないのでとても楽しみにしていました。

ドビュッシーの練習曲はピアノを学ぶ人でもなかなか全曲は
演奏しないと思いますし、私も半分ほどしか弾いたことがありません。
藤井さんの演奏はキラキラしていて、ユーモアもあり、凡人では
ありえない表現力がありました。
テクニック云々、ではなく曲の構成が良く分かるすっきりした演奏。
インスピレーションと客観性との融合が素晴らしいです。
ただあまり音楽に詳しくない人にとっては難しい、とっつきにくいと
敬遠されがちになりやすい曲なのかなと思ったり。
聴き手が消化できるように弾くのは並大抵ではないですね。
今年の夏のコンサートのプログラムに2曲程取り入れようかと
思ったのですがどうしようか・・・。

個人のお宅でのコンサート

久々のコンサートでした。 ご自宅にブリュートナーを置かれて時々コンサートを 開かれている方にお声をかけていただき出演しました。 60年ほど前に製造されたブリュートナーはよく響く懐かしい音がします。 特にドビュッシーやフォーレにピッタリの音色。 黒塗りされていない木目のピアノからは...