人類の危機?と思わざるを得ません。
私もコンサートやフランスから来日するピアニストのレッスン通訳など
様々な予定が延期・キャンセルとなりました。
また3月18日には恩師アンリ・バルダのリサイタルを聴きに
パリに行く予定で用意していましたがとても行ける状況ではありませんでした。
教室レッスンですが、先日まではマスクに消毒・換気に
気をつけてレッスンを続けていました。
新型コロナウィルスを考慮してお休みなさりたい方は提示した日程までは
お月謝を頂かないでお休みに出来ますとお知らせしましたが
ほぼ全員がレッスン継続を望んで下さったことは正直嬉しかったです。
お子さん達は休校になり、せめて習い事はいつも通りにしたいと
お考えの保護者が多かったと思います。
しかしその後他国の状況を見て、更に都知事からの自粛要請があり・・
感染を増やさないため、医療現場がパンクしないためには
ここは踏ん張りどきかもしれないと気持ちを新たにしました。
もしかして私だって感染者かもしれないという気持ちを持って行動する必要が
あるのだ、と。
大変悩みましたが少なくとも緊急事態宣言が解除されるまでは
教室レッスンをお休みすることを決めました。
オンラインレッスンの話は時々聞いていましたが、正直「えー」という感じでした。
ちゃんとしたレッスンなど出来ないのでは?と思っていました。
でも特にお子さんにとって大事なのはペースを崩さないこと。
練習したものを先生に聞いてもらいアドバイスを受ける、
合格する曲もあるし、新たな練習方法を提示されたり
課題や新しい曲をもらうのはモチベーションを保つのにとても大事です。
これらのことを考え、私もオンラインレッスンを導入してみることにしました。
オンラインレッスンでは多少のタイムラグがあるので一緒に弾いたり
伴奏したりすることは出来ませんが、正しい譜読みを伝えたり
画面を通して手の使い方を伝えることは出来ます。
今回の教室レッスンお休みにあたり希望者のみオンラインレッスンを
するとお伝えしたところ、ご希望する方が何名かいらっしゃいました。
終えてみると想像していたより好評だった様です。
昨日オンラインレッスンを受けた2名は教室レッスンがお休みの間は
オンラインレッスンを継続したいとのことでした。
オンラインレッスン、やってみると私にとっても新鮮でした。
画面を通して伝えようと色々工夫しました。
画面越しでも見えるように画用紙に大きく説明を書いたり、意思疎通のために
大げさにリアクションしたり。
そして画面越しでも生徒さんに会えてとても嬉しかったです。
マスク無しだとお互いの表情が確認できるのでホッとしますね。
教室でのレッスンとは出来ることが異なりますが、この様な特殊な
状況下ではオンラインレッスンをする意義は十分あると思いました。