もう11年も前のこと、時の経つのは早いですね。
子供のころから師事していた先生がウィーンで勉強
された方で、お得意のバッハやベートーヴェンの
レッスンが充実していて私も楽しく学んでいました。
なので何となくドイツ語圏に留学できたら良いなぁという
漠然とした思いはあって、大学でもドイツ語を第一外国語に
していました。
ところがドイツ語が難しい・・・。
名詞は女性・男性・中性があり、分離動詞、
格の変化、などなど。
大好きなベートーヴェンも話した言葉ですが、
どうも馴染めないのです。
そうこうしているうちに大学も4年。
一度行ってみたかったヨーロッパ各地で行わている
音楽講習会に参加してみることに。
さて、どこに行こうかなぁ。夏に行くんだから明るそうな
ところがいいな、スペインや南フランスにもあるぞ。
というわけで南フランスのビアリッツの講習会に申し込み。
アンリ・バルダというピアノの先生のクラスの欄にあまり
理由もなくチェック。
と、旅行気分で能天気に講習会に参加しました。
しかしそこでアンリ・バルダ先生今まで聞いたことの
ないようなピア二ズムに出会ってびっくり。
ダイナミックでオーケストラのような演奏がマジックのようでした。
特にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」をピアノで
弾いてくださるのが私のお気に入りで、何度もせがんで弾いてもらいました。
この出会いが私がフランスに留学したいと思ったきっかけです。
ビアリッツ 素敵なリゾート地です |
海岸のテントがかわいいですね |