先日はラヴェルが晩年に過ごした家のお話しでしがたが
今日はベートーヴェンの生家のお話です。
こちらは有名な「ベートーヴェンハウス」という
博物館になっています。
ベートーヴェンはだんだん耳が聴こえなくなった作曲家
としても有名ですね。
この博物館にはベートーヴェンの使用した楽器や手紙
など沢山の展示がありますが、強烈に記憶に残ったのが
ベートーヴェンの使用していた補聴器の数々。
ゆうに50cmはある大きなものばかりでまるでラッパの様です。
耳が命である音楽家がこういうものを使う苦しみは大変なものだった
だろうと、見たときは涙がでました。
その状態でもベートーヴェンは作曲を続け、今なお人々を
元気にさせる音楽を残してくれました。
常に音楽のスタイル次々と新しく開拓していく独自性は驚異的です。
ベートーヴェンを弾いたり聴いたりしているとふつふつと
元気が湧いてきますが、それは彼の持っていた生きることへの
エネルギーが音楽に表されているからに違いありません。
ピアノソナタ「ヴァルトシュタイン」はマシンガンのような快活さと
明るく美しいメロディーで大好きな曲です。
フリードリヒ・グルダの力強くストレートな名演です。
2011年10月20日木曜日
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