日仏文化協会で行われた
ヴェロニク・ボンヌカーズ Véronique BONNECAZE先生の
マスタークラスで通訳を担当してきました。
ボンヌカーズ先生はパリのエコール・ノルマルの先生。
お会いしてまず驚いたのがオシャレなこと。
一日目はブルーのワンピースにミッソーニ柄のようなコート、
二日目は黒のワンピースに赤のコート、
そして両日ともピンヒールの靴。
最近のフランスの女性ピアニストは女らしいファッションの
人が少ないので新鮮でした。
そしてレッスン。
演奏効果を上げるための実践的なテクニックやコツについて
沢山の指示がありました。
速い曲の中で、どこで息を使えば楽に弾けるか、腕をどのように使えば
和音の連続で疲れずに弾けるか、などなど。
手の使い方に関しては、とにかく手首を低くすること、
肩や肘から回すように使って疲労することなく音を出すこと。
女性でもパワフルな演奏が出来るためのテクニックで、実際先生の
演奏もエネルギーあふれるものでした。
女性らしい勢いのあるレッスンで『もっと・・こんな感じ!』
と弾きながら仰る場面が沢山あって、そうなると通訳するというより
受講生に感じ取ってもらいながら私の解釈の日本語で説明。
咄嗟に反応して通訳するのが難しいこともありました。
音楽を説明するには言葉では全てカバーできなくて、
でもその部分が肝心だったりするのですよね。
エコール・ノルマルでは学内コンサート企画のディレクターでもあり、
生徒の面倒見もとても良く慕われている先生と聞きました。
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